自己紹介はシチュエーション毎に変えなければいけない。
なんとなくですが、皆さんここまでは分かっていますよね。
それでは、なぜですか?
これが分かると今後の自己紹介の構成が少し楽になると思います。
相手の印象に残るためには、相手が求めている情報を提供することが正解ですよ。
と書いてきましたが、印象に残るだけなら叫んだりおかしなことをすればできます。
これは当たり前なのですが、意外と理由を考えたことありませんよね。
僕は自己紹介の目的が変わるからだと考えています。
どういう意味なのか。
的外れなことばかりしていると印象には残りますが、、、ということです。
シチュエーション=的です。それを外してしまっては話になりません。
どんなにかっこよい姿勢で矢を射っても的に当たらないようでは話になりません。
学校での自己紹介の的、就活での自己紹介の的、職場での自己紹介の的、初めて会った人に自己紹介をする的。
もし、この全てのシチュエーションで全く同じ文章で自己紹介をしてしまった日には、寝る前に何匹羊を数えても寝られません。
ダーツや弓道などで、ものすごくかっこよく隣の的のど真ん中を射ったところで、0点です。
これは、それぞれのシチュエーション目的が違うからです。と僕は言いたい。
例えば、学校の自己紹介の目的は何ですか?
①今後仲良くなるためのきっかけづくり等ですよね。
一方、就活での自己紹介は何ですか?
②内定をもらうことです。
これらの的の中で勝負をしてください。
当たり前だと思われるかもしれませんが、できない人が多いです。
前の記事でも書きましたが、名前を覚えてもらうのはどちらの目的に合っていますか?
①ですよね?②で貴重な時間を使って名前をアピールしたところで、履歴書に書いてありますから。
つまり、目的を先に考えれば自己紹介の構成は少し楽になるかと思います。
目的をもって自己紹介をしている人と、なんとなーく自己紹介をしている人は聞いていると分かるものです。
自分も目的をもって自己紹介をしている時と、目的を持たずに自己紹介をしている時では全然違います。
ゴールがどこなのか知らされずにマラソンを走っているようなものです。
ゴールは3km先のここですよ。と言われて走る人と、ゴールを知らずに走らされる人とどちらが先にゴールすると思いますか?
これは経験があります。
筆者が高校の頃に10kmのマラソン大会があったのですが、僕はゴールの場所がどこなのか分からずにスタートしてしまいました。
情報は10kmということだけで、ゴールがわかりません。
それに気づいたのは、開始してすぐの話です。
ところどころに誘導員は居ました、これがどこまで続くのか分かりません。
焦って、同じ部活の同じくらいの体力のA君の後ろについて行きました。
しかし、途中で僕は完全に置いて行かれました。
「いつも持久走とか、部活の記録うそなの!?いや、同じだ!いけるぞ!」
と頭では思っていましたが足が動きません。今でもその瞬間をスローで覚えています。
そこから10人くらいに抜かれました。泣きたかったです。ガス欠でした。
次の年のマラソン大会では、ゴールを調べて前年について行ったA君のちょうど前でゴールしました。
1年目もゴールが分かっていれば2年目のような結果になっていたかと思います。
負け惜しみではありません。やってみてください。結果が大きく変わりますから。
上のマラソンでも例えたように自己紹介でも目的が分からない無駄な体力を使ってしまいます。
つまり、無駄なことを喋ってしまいますし、何を喋って良いのか分からなくなります。
それくらい内容が変わります。ぜひ自己紹介をするときには、的(目的)を定めてから相手の求めている情報を提供してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
少しでも参考にしていただければ嬉しいです。