本命の1社のみを受けて内定をもらうのは夢のような話です。
しかし、不可能ではありません。
そのために重要なことは2つ
①本命の会社の選び方
②自分を最大限に売り込む方法
もう①を前の記事で書いたので今回は②について書きます。
①を前提として話が進むので、少しだけおさらいをします。
①の本命の会社の選び方で重要なのは、自分が持っている能力を生かせる会社を探すことでした。
つまり、会社側が自分の得意分野の能力を持った人材を探しているかどうかが重要です。
それが、あなたの勝てる土俵であると書きました。
しかし、それだけでは内定が貰えません。
当然です。多くの人が自分の勝てる土俵で戦おうとするのですから。
会社側は全員を雇うわけにはいきませんからね。
それでは、どのようにすればよいのかを今回は②として書いていきます。
結論から書くと、その会社に入りたい熱意と自分がどのようにその会社の役に立てるのかを伝えることです。
僕の場合、正直に事実だけを述べました。
応募した会社は、グローバルなマーケット参入に力をいれていました。
さらに、コミュ力が高いITエンジニアを育てる為に力をいれておりました。
既に新卒の募集は終了していたので、お問い合わせフォームから下記の内容を送りました。
「私は長年培ってきた言語能力を使える場を求めています。
さらに、コミュニケーション能力とITの知識に興味があるので、これらの能力が養える企業を探しておりました。
数多くある企業の中から御社を見つけた際には「絶対に御社で働きたい」と思いました。
しかし、『今年度の新卒募集は終了しました』という文字を見た時、全身の力がなくなっていく程ショックでした。
諦められない思いで、勝手ながら連絡をしております。
私は外国語を学ぶ為に努力を惜しまなかった事実と同様に、
御社が力を入れて育てている、コミュニケーション能力とITの知識がある人材になる為に、人一倍の努力ができます。
無理は承知ですが、面接をしていただけないでしょうか?」
短い文で至らない部分もありますが、当時の私は長文だと読まれないと思っていたのでしょう。
実際には、その日の内に連絡が来ました。
その後は、書類審査、面接数回、一般教養、英語面接、SPI等の試験を受けて無事に内定をいただけました。
それでは、なぜ上手くいったのか。
それは、その会社に具体的に私の活躍する姿を連想させることができたからだと考えております。
ただし、自分を最大限に売り込む方法は、相手を知らなければできません。
だから、自分が選んだ会社がどのような事業展開をどんな戦略で進めているのか。
そのために、どのような人材を探しているのかを調べて下さい。
その上で自分の能力を具体的に、どのように生かしていけるのか。
これを伝えられなければ、いくら自分に有利な土俵でも進展は難しいでしょう。
例えば、グローバルなマーケットへの参入を考えている会社があります。
あなたは英検1級を持っているので応募しました。
その時の自分を紹介する1文の例を2つ書きます。あなたはA君とB君のどちらがよいと思いますか?
A君「私は英検の1級を取得しています。この能力を生かして御社に貢献していきたいと思います。」
B君「私は英検の1級を取得しています。御社が目指している、グローバルなマーケットへの参入をする為に、私の語学力を生かしたいと考えています。」
A君は具体的に言えていませんよね?具体的に伝えないと相手は連想できません。
話上手な人の話をしている時、頭の中で映像がでてきませんか?
または、それに近い感覚になりませんか?
逆に話が得意ではない人の場合は、何も浮かばなくなってしまいませんか?
つまり、具体的に連想させる為の情報を与えなければ、話が頭に入りにくいです。
まとめると、自分の熱意と能力を相手の立場になって考えて、具体的に伝えて下さい。
その為にも、応募する会社がどのような人材を求めているのかを調べておいてください。
そうすれば、より自分をアピールすることができると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。